この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
Aさん（ご相談者さま）は，配偶者の方に不倫をされてしまったため，不倫相手のBさんに対して慰謝料の支払いを求めていました。しかし，Bさんは，慰謝料の支払い義務はないとしてAさんの請求を拒んでいました。そこで，Aさんが当法律事務所まで法律相談にいらっしゃいました。
解決への流れ
法律相談の結果，私がAさんの代理人弁護士として事件を受任することになりました。私は，まず，Aさんと協力して今回の事件の解決に必要な証拠を取り揃えました。そして，私がBさんと交渉を始めると，Bさんは，慰謝料として30万円の分割払いを提案してきました。しかし，その後も，私はBさんに対して訴訟の見通しなども説明しながら粘り強く交渉を続けました。その結果，最終的に，BさんがAさんに対して130万円の慰謝料を一括払いするという形で事件を解決することができました。
交渉相手が不倫の事実を否定して慰謝料の支払いを拒んでいる場合などは，交渉相手に有力な証拠を示せるかどうかが一つのカギになります。もちろん，事案ごとに必要な証拠，用意できる証拠は異なります。お手持ちの証拠に不安がある場合や，何が証拠になるか分からない場合などは，必要な助言をさせていただきますので，ぜひとも当事務所までご相談ください。また，弁護士にご依頼をいただくことで，訴訟の見通しなども踏まえて交渉相手を説得することが可能になります。当初は頑なに請求を拒む態度を示す交渉相手でも，法律論などに基づき効果的な説得を行うことで，最終的に対応が変わることがままあります。自分お一人の力では解決できそうにないときは，法専門家としての弁護士の協力を得ることをお勧めします。